狭山茶のはじまりは鎌倉時代まで遡る
(狭山茶の起こりと歴史)
日本では、平安時代にはすでに茶の栽培が行なわれていたが、今から八百余年前の鎌倉時代に、我が国臨済宗の開祖、栄西禅師が日本で最初の茶書「喫茶養生記」を著し、抹茶を普及したのがきっかけとなり、各地に栽培が広まったといわれている。狭山茶の起源は、無量寿寺(現在の中院、川越市)や慈光寺(ときがわ町)など、当時の有力寺院で生産された「河越茶」や「慈光茶」がはじまりのようだ。この地域で本格的に茶業として始まったのは江戸時代からで、入間市宮寺の吉川温恭、瑞穂町の村野盛政、青梅市今井の指田半右衛門らによって蒸し製の煎茶が生産され始め、文政2年(1819)に江戸で取引されるようになった。安政の開港以後、生糸とともに日本を代表する輸出品として、当地からも横浜港へ出荷した記録が残っている。はじめは、冬の季節風を防ぐために、畑の境などに植えられていたが、特産物として発展するにつれて現在のような茶園が広がっていった。
美味しい狭山茶の話
お茶の味の決め手は?
渋みのもとのカテキン(タンニンの一種)、苦みのもとのカフェイン、緑茶独特の旨味のもとテアニンがお茶の香味を作っている三大要素。テアニンは低めの温度(50度位)カテキン、カフェインは60~70度以上で溶け出す。煎茶は上級になるほどテアニンの含有率が高くなるので、お湯の温度に注意しよう。
食べるお茶のススメ
お茶に含まれる、ビタミンAやE、食物繊維は不溶性成分のため、茶がらの中に残ってしまう。緑茶の栄養をまるごと摂取するには、茶を食べるのが一番。上級煎茶をすり鉢やミキサー、ゴマスリ器で1~2ミリの粗挽きにしておけば、ごまやじゃこ、削り節、鮭そぼろなどと組み合わせた自家製ふりかけに、また、焼き魚やトースト、納豆などいろいろな料理んにかけたりと、毎日気軽に食べることができる。また、お茶の花粉(100%)を利用した健康食品もある。
一日10杯のお茶を飲もう
お茶には、三大要素に加えて、緑茶特有のビタミンCやB群、そして様々なミネラル成分が豊富に含まれる。近年、科学的な研究が進み、これらの成分による効用の数々が明らかになっている。
- ビタミンA,C,Eとカテキンがガンを防ぐ
- 動脈硬化や心臓病を防ぐ
- 脂肪肝を予防する
- 細菌やウィルスの感染を阻止する
- 虫歯、歯周病、口臭を防ぐ
- カフェインが頭と身体の働きを高める
- 糖尿病、高血圧を防ぐ
- 若さを保ち、肌をいきいきとさせる